今年2018年は、15年ぶりの火星大接近の年にあたります。1995年に始まったスター・ウィークにとっては、前回の2003年以来2回目の火星大接近を迎えることになります。しかも今回は、火星が地球に最接近する日が7月31日ですので、まさにスター・ウィーク期間中が火星がいちばんよく見える時期にあたります。
「なんで、火星大接近でそんなに大騒ぎするの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。火星は地球のすぐ隣の軌道でで太陽の周りを回っているので、地球と火星はいつも近くにあるように錯覚をしてしまいがちですが、実際には、2つの惑星の距離は大きく変動します。そして、星の本を読むと「火星は望遠鏡で表面の模様を観察することができる」と書かれてあるのですが、実際のところ、火星の模様を簡単に観察できるのは、地球に火星が近づいた(火星接近)ときの数か月間だけなのです。地球と火星の接近はおよそ2年2か月ごとに起こりますが、その接近は「大接近」の場合と「小接近」の場合があり、後者の場合は望遠鏡で表面の模様を観察するのはそれほど簡単ではないのです。つまり、今年は!火星の表面の模様を望遠鏡で観察できる大・大・大チャンスなのです!
現代は、火星を周回する探査機が写真を送ってきてくれる時代ですから、地球から望遠鏡で見るよりもずっと詳細な火星の写真を、インターネットで簡単に見ることができます。ですが、「望遠鏡を通して自分の目で見た」という体験と感動は、ネットの画面越しでは得ることができないものです。
今年のスター・ウィークには、望遠鏡を覗かせてもらえる天文台やイベントで、ぜひとも火星をご自分の目で見てください。一人でも多くの方に、生の体験と感動がありますように。
スター・ウィーク実行委員会
「なんで、火星大接近でそんなに大騒ぎするの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。火星は地球のすぐ隣の軌道でで太陽の周りを回っているので、地球と火星はいつも近くにあるように錯覚をしてしまいがちですが、実際には、2つの惑星の距離は大きく変動します。そして、星の本を読むと「火星は望遠鏡で表面の模様を観察することができる」と書かれてあるのですが、実際のところ、火星の模様を簡単に観察できるのは、地球に火星が近づいた(火星接近)ときの数か月間だけなのです。地球と火星の接近はおよそ2年2か月ごとに起こりますが、その接近は「大接近」の場合と「小接近」の場合があり、後者の場合は望遠鏡で表面の模様を観察するのはそれほど簡単ではないのです。つまり、今年は!火星の表面の模様を望遠鏡で観察できる大・大・大チャンスなのです!
現代は、火星を周回する探査機が写真を送ってきてくれる時代ですから、地球から望遠鏡で見るよりもずっと詳細な火星の写真を、インターネットで簡単に見ることができます。ですが、「望遠鏡を通して自分の目で見た」という体験と感動は、ネットの画面越しでは得ることができないものです。
今年のスター・ウィークには、望遠鏡を覗かせてもらえる天文台やイベントで、ぜひとも火星をご自分の目で見てください。一人でも多くの方に、生の体験と感動がありますように。
スター・ウィーク実行委員会
委員長 飯山青海
【スター・ウィークについての最新記事】